父 海

引っ越し先のマンションの内見+契約とスケジュールを合わせて8/09から8/13まで実家に帰省。
休みがちょうど重なったので父親と二人で地元の海へ。二人で海へ出かけることなんていつからのことだろう・・・。
地元の人しか訪れないような海岸で人はまばら。日差しが暑い!砂が熱い!
浜辺は足の裏が焼けてしまいそうなぐらいで慌てて波打ち際まで急ぐ。膝ぐらいまで波にはいる。
初めは冷たいと感じたけれどすぐに慣れ、上半身の温度は変わっていないはずなのに足下が冷やされているせいか全身ではちょうどよく実感できる。
久々に聞く押し寄せる波の音にけっこうびっくりしながら波が引くたびに足の裏で砂が削られて少しずつ立つ形も知らず知らず変わっていく。
海岸に打ち上げられた波は必ず海へ帰る。
あのときの津波も。
あまりの自然の大きさと小さな自分に対して一瞬呆然とするも流されていった人々の心中に思いを巡らせる。

父親が「足の下で何か感じるものないか?」と僕に尋ねる。
「何それ?」と答える。「ハマグリだよ」。「はまぐり?」。
ほとんどスーパーでしか見ないものが自然に足下で感じられるなんて・・・。
そうか。ハマグリは海岸でとれるものだったな・・・なんて当たり前のことに気がつく。とはいえ足の裏で感じられるこの貝は食べられるものなのだろうか・・・と疑問に感じる。
僕「これ、食べられるの?」。
父「うん、そうだ。持ち帰ってお母さんを驚かせようぜ。料理はお兄ちゃんに任せよう。」
足をまさぐりながら、あれよあれよと家族で食べる分の貝が手の中に入ってくる。不思議だ。引き潮で海岸に打ち上げられた貝がちょうど戻される時間帯だったらしい。
「スーパーで買ったらこれだけでも数千円だね。」「儲けたな。」。変な会話だ。

holiday

1週間もほとんど何も考えずに休めたことって何年ぶりだろう・・・。
1週間も次の起床時間を気にせずに眠れたことって何年ぶりだろう・・・。
少しずつ、自分が生まれ変わっていくような気がする。